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訪問の前日になって「そういえば手土産どうしよう」と焦る。デパ地下に立ち寄ったものの、焼き菓子の棚が広すぎて15分もうろうろしてしまう。贈り物選びで最も多いつまずきは、選択肢の多さそのものです。
結論から言えば、手土産の焼き菓子は「賞味期限」「個包装かどうか」「渡す相手の人数」の3つを先に決めれば、売り場に着いた瞬間に候補が3品程度まで絞れます。味の好みは最後でかまいません。焼き菓子はもともと水分が少なく、生菓子のように「今日中に食べてください」と相手を急かさない贈り物だからです。
この記事では、ブランド公式サイトで確認した価格・内容量・賞味期限をもとに、手土産に使える焼き菓子の定番6品を数字で比較します。あわせて、シーン別の予算目安、のし紙の要否、渡すタイミングまで、当日の段取りごと整理しました。読み終える頃には「この訪問ならこれ」と迷わず言えるようになります。
・焼き菓子が手土産に向く理由と、選ぶ前に決めるべき3つの条件
・シーン別の予算目安と、人数から個数を逆算する方法
・定番6品の内容量・賞味期限・価格を並べた比較表
・のし紙の要否と、渡すタイミングの正解
手土産の焼き菓子が世代を問わず選ばれ続ける3つの理由

焼き菓子は、贈り物の中でも「相手に負担をかけにくい」カテゴリです。冷蔵庫の空きを気にせず受け取れて、その日のうちに食べ切る義務もありません。まずは、なぜ焼き菓子が手土産の定番であり続けるのかを、性質から整理します。
常温で持ち歩けるから、訪問までの数時間を気にしなくていい
焼き菓子を選ぶ最大の理由は、持ち運びの自由度です。生ケーキやプリンは保冷剤つきでも持ち歩ける時間に限りがあり、真夏なら購入から2時間程度が現実的な上限になります。一方で焼き菓子は常温流通が前提で、モロゾフのファヤージュは公式に「直射日光、高温多湿の場所を避けて保存」とだけ案内されています。
これは、訪問前に別の用事を挟む人にとって決定的な差になります。午前に打ち合わせ、午後に訪問という日でも、焼き菓子なら朝に買って鞄に入れたままで問題ありません。逆に、駅ビルで直前に買える生菓子と比べると、焼き菓子は「特別感が出しにくい」という弱点があります。季節限定の生菓子のような話題性は生まれにくいので、そこを求めるなら缶やパッケージで印象を作る必要があります。
水分が少ないぶん日持ちし、相手に「早く食べて」を強いない
焼き菓子の賞味期限は、商品によって20日台から300日超まで幅があります。たとえばモロゾフのファヤージュは製造日より315日、ガトーフェスタ ハラダのグーテ・デ・ロワは製造日より50日です。どちらも、受け取った側が自分のペースで消費できる長さです。
日持ちが効くのは、相手の予定が読めないときです。共働き世帯や、来客の多いオフィスに渡す場合、その日に開封されるとは限りません。賞味期限が3日の菓子を渡すと、相手は「今日中に処理しなければ」という小さな宿題を背負います。ただし、日持ちする商品ほど水分が少なく、口当たりは軽くなる傾向があります。しっとり感を重視する相手には、バウムクーヘンのように水分をやや多く残したタイプを選ぶほうが喜ばれます。
個包装なら人数に合わせて配れて、余っても持ち帰ってもらえる
個包装は、渡す相手が複数いる場面で効きます。ユーハイムのユーハイムバウム14は公式に「個包装入りで手土産にも最適」と案内されており、銀座ウエストのリーフパイ12枚入も個包装です。1つずつ手渡せるので、その場にいる人数が想定と違っても調整できます。
職場や親族の集まりのように「何人いるか当日までわからない」訪問では、個包装が保険になります。余った分は持ち帰ってもらえるため、切り分けが必要なホールタイプより後片付けも簡単です。注意点として、個包装は1つあたりの単価が上がりやすく、同じ予算なら中身の量は減ります。ボリューム感を出したい場合は、個包装をやめて枚数の多い簡易包装を選ぶという判断もあります。
洋菓子全体の選び方を先に押さえたい場合は、こちらも参考になります。

焼き菓子=オーブンで焼き上げ、水分を飛ばして仕上げた菓子の総称。クッキー、フィナンシェ、マドレーヌ、パイ、ラスク、バウムクーヘンなどが含まれる。対義的に使われる「生菓子」は水分が多く、要冷蔵・当日〜数日以内が基本。
予算はいくらが正解?シーン別の目安と個数からの逆算
金額は、贈り物選びで最も答えの出にくい部分です。高すぎれば相手に気を遣わせ、安すぎれば軽く見える。ここでは、公開されている目安と、人数から逆算する実務的な決め方を分けて説明します。
家族・友人と仕事相手では、目安の帯が少しずれる
阪急百貨店の手土産マナー解説では、家族・友人・知人への手土産は2,000~5,000円程度、ビジネス相手には約3,000~5,000円が相場と案内されています。謝罪の場面では3,000~10,000円程度とするのが一般的とされます。
この帯を見ると、日常的な訪問と仕事の訪問で下限が違うことがわかります。友人宅なら手軽さを優先してよく、仕事相手には「持参した」という事実が伝わる程度の重みが求められる、という違いです。ただし金額はあくまで目安で、関係性や訪問の頻度によって適正は変わります。毎月訪問する取引先に毎回5,000円台を持参すると、相手が返礼を意識してしまうこともあります。迷ったら、帯の下限側から選んで訪問回数を重ねるほうが関係は続きやすくなります。
人数がわかっているなら、金額より先に個数を決める
配る前提の手土産では、金額よりも個数が先です。10人の職場に8個入りを持参すると、2人が受け取れないという気まずさが生まれます。個数を先に決めてから、その個数を満たす商品を価格順に並べるほうが失敗しません。
たとえばアンリ・シャルパンティエのフィナンシェ・マドレーヌ詰合せは8個入が1,350円、12個入が1,998円、16個入が2,700円、19個入が3,240円と、個数の刻みが細かく用意されています。人数10人なら12個入、15人なら16個入といった具合に、人数を少し上回る個数を選べば余裕が生まれます。注意したいのは、詰合せの内訳です。19個入はフィナンシェ10個・マドレーヌ9個という構成で、種類ごとの数が均等ではありません。「全員に同じ味を」と考えている場合は、単一品目の商品を選ぶほうが確実です。
実は、味より先に決めるべきなのは「箱の形」
意外と知られていないけれど、手土産で印象を左右するのは中身より外装です。缶入りは開封後も保存容器として残り、相手の手元で使われ続けます。紙箱は場所を取らず処分も簡単ですが、記憶には残りにくい。どちらが良いかは、相手との距離感で変わります。
初訪問や仕事の場面では、缶入りが選ばれやすい傾向があります。ヨックモックのシガール20本入は181×208×55mmの缶入りで1,998円、ガトーフェスタ ハラダの化粧缶小は2,376円です。一方、頻繁に会う相手や、荷物を増やしたくない相手には簡易包装が親切です。同じハラダでも簡易大袋は1,296円で、缶より軽く持ち帰りやすい。注意点は、缶は重量が出ることです。徒歩や電車での移動が長い訪問では、渡す前に自分が疲れます。
| 目的・シーン | おすすめの選択 | 予算目安 |
|---|---|---|
| 友人宅を気軽に訪ねる | 個包装のサンドクッキー・詰合せの小サイズ | 1,080円〜1,620円 |
| 職場・部署に配る | 個数の刻みが細かい詰合せ、枚数の多いラスク | 1,512円〜2,700円 |
| 仕事の相手を初めて訪問する | 缶入りで見栄えのする定番ブランド | 1,998円〜3,240円 |
| 大人数の集まりに持参する | 枚数の多い化粧缶タイプ | 3,024円〜4,320円 |
仕事の場面で持参する手土産の考え方は、こちらでさらに詳しく整理しています。

賞味期限21日と315日、どちらを選ぶべきか

焼き菓子の賞味期限は、商品によって10倍以上の開きがあります。長ければ良いというものでもありません。ここでは、期限の長短をどう使い分けるかを具体的に決めていきます。
相手の生活パターンが読めないなら、長い側を選ぶ
賞味期限が長い商品の価値は、相手のスケジュールに介入しないことです。モロゾフのファヤージュは製造日より315日、ガトーフェスタ ハラダのグーテ・デ・ロワは製造日より50日と、いずれも受け取った側が置き場所に困りません。
単身赴任中の相手、出張の多い相手、来客の予定が読めない事務所に渡す場合は、長い側が安全です。反対に、期限の長さは製法とセットで決まります。水分を飛ばして焼き固めたクッキーやラスクほど長くなり、しっとりした食感は薄れます。デメリットを正直に言えば、315日持つ菓子は「焼きたてのやわらかさ」を期待する相手には物足りません。相手が甘味に詳しいタイプなら、期限の短い側で質感を取るほうが刺さります。
短い側は「その日に開けてもらえる」場面でだけ選ぶ
賞味期限が短めの商品は、開封のタイミングが読める場面で選びます。ユーハイムのユーハイムバウム14は公式に「発送日より21日以上の商品をお届けいたします」、アンリ・シャルパンティエの詰合せは「発送日時点で賞味期限まで残り21日以上」と案内されています。3週間あれば通常の訪問には十分ですが、贈った先がさらに誰かへ回す「又贈り」が発生すると余裕がなくなります。
お茶の席で開けてもらう前提の訪問や、家族で食べてもらう小規模な集まりなら、短い側で質感の良いものを選ぶ価値があります。銀座ウエストのリーフパイ12枚入は「ご到着より約一ヶ月」で、フレッシュバターの生地を256層に折りたたんださっくりした食感が持ち味です。注意点は、贈答が重なる季節です。お中元・お歳暮の時期は相手の手元に菓子が集中し、消費が追いつかないことがあります。その時期こそ長い側を選ぶ、と覚えておくと外しません。
失敗パターン①:早めに買っておいたら、渡す日に残り日数が足りなかった
よくある失敗が、訪問の2週間前に「安心のために」買っておくパターンです。賞味期限が製造日より50日の商品でも、店頭に並んだ時点ですでに製造から日数が経っています。買った時点で残り25日だったものが、渡す日には残り11日になっている、ということが起こります。
原因は、賞味期限を「購入日から」と誤解していることです。表示はあくまで製造日起点で、店頭在庫の日数は買い手からは見えません。対策はシンプルで、購入は訪問の3日前以内に寄せることと、通販を使う場合は出荷基準を確認することです。ガトーフェスタ ハラダは公式に「お届けの商品は、賞味期間の半分以上を有したもの」と明記しており、この記載があるブランドなら通販でも計算が立ちます。実店舗で買う場合は、パッケージ裏面の期限表示を必ず自分の目で確認してください。
季節限定シリーズは、定番品と同じ棚に並んでいても販売期間が決まっていることがあります。ガトーフェスタ ハラダのグーテ・デ・ロワ プレミアム/エクストラプレミアムは販売期間が11月〜4月下旬で、なくなり次第終売と案内されています。定番品と限定品のどちらを買っているのか、商品名の後半まで確認してから会計に進みましょう。
定番6品を数字で並べると、選ぶ軸がはっきりする
ここからは、ブランド公式サイトで確認した内容量・賞味期限・価格を横並びにします。感覚ではなく数字で比べると、自分の訪問に合う1品が浮かび上がります。以下は贈り物の教科書調べによる比較です。
缶・箱で見栄えを作る3品の比較
| 項目 | ヨックモック シガール 20本入 | ガトーフェスタ ハラダ 化粧箱中 | 銀座ウエスト リーフパイ 12枚入 |
|---|---|---|---|
| 内容量 | 20本 | 26枚 | 12枚入(個包装) |
| 賞味期限 | 発送日より40日以上の商品をお届け | 製造日より50日 | ご到着より約一ヶ月 |
| 公式価格(税込) | 1,998円 | 1,512円 | 2,052円 |
| 向くシーン | 初訪問・仕事相手 | 人数が多い職場 | 目上の方・少人数 |
この3品は、価格帯が1,512円から2,052円に収まりながら、性格がはっきり分かれます。枚数で選ぶならハラダ、ブランドの知名度で選ぶならヨックモック、落ち着いた印象で選ぶなら銀座ウエスト、という整理になります。
個包装で配りやすい3品の比較
| 項目 | アンリ・シャルパンティエ 詰合せ 12個入 | ユーハイム ユーハイムバウム14 | モロゾフ ファヤージュ 12個入 |
|---|---|---|---|
| 内容量 | 12個 | 5個 | 12個(250g) |
| 賞味期限 | 発送日時点で残り21日以上 | 発送日より21日以上の商品をお届け | 製造日より315日 |
| 公式価格(税込) | 1,998円 | 1,512円 | 1,080円 |
| 向くシーン | 人数に合わせて個数を選びたいとき | しっとり感を重視する相手 | 日持ち最優先・予定が読めない相手 |
2つの表から読み取れる、価格と期限の関係
6品を並べると、価格の高さと賞味期限の長さが比例していないことがわかります。最も長い315日のファヤージュ12個入が1,080円で最も手に取りやすく、2,052円のリーフパイ12枚入は約一ヶ月です。つまり「高い=日持ちする」ではありません。
この関係を知っておくと、予算配分の判断が変わります。日持ちを最優先するなら価格を上げる必要はなく、浮いた分を個数や見栄えに回せます。逆に、口当たりや素材感にお金を払っている商品は、期限が短めに設計されているということでもあります。ユーハイムバウム14は卵・小麦粉・砂糖・国産バターを主要原料とし、乳化剤・膨張剤を使わずに厚さ15mmにカットして焼き上げた商品で、期限は21日以上。素材で選ぶか、期限で選ぶかを先に決めておくと、売り場での迷いが消えます。注意点として、比較表の価格はブランド公式の税込価格であり、百貨店や駅ナカの店舗では取り扱いサイズが異なる場合があります。
手土産の焼き菓子で「見栄え」を取る3品
ここからは1品ずつ、特徴と向き不向きを見ていきます。まずは缶や箱の存在感で印象を作れる3品です。初訪問や仕事の場面のように、開ける前の見た目が効く場面で選ぶタイプになります。
ヨックモック シガール 20本入:説明のいらない定番
手土産の焼き菓子で迷ったとき、最も説明が不要なのがシガールです。20本入が公式価格1,998円で、缶サイズは181×208×55mm。バターをふんだんに使った生地を焼き上げ、ロール状に巻いたクッキーで、アレルゲンは卵・小麦・乳成分・アーモンドと案内されています。公式オンラインショップは「発送日より40日以上の商品をお届けいたします」としています。
| 内容量 | 20本 |
| 賞味期限 | 発送日より40日以上の商品をお届けいたします |
| 缶サイズ | 181×208×55mm |
| 公式価格(税込) | 1,998円 |
向くのは、相手の好みがわからない初訪問です。名前を見た瞬間に価格帯が伝わるため、「気を遣わせない程度の贈り物」という意図が言葉なしで届きます。妥協点は、目新しさがないこと。同じ相手に何度も持参すると印象が薄れるので、2回目以降は別ブランドに切り替えるのが無難です。なお、ヨックモックは2026年3月1日より本体価格1,700円から1,850円への価格改定を実施しています。以前の記憶で予算を組んでいると差額が出るため、現在の価格はヨックモック公式サイトで確認してください。
初訪問で相手の好みが読めないなら、名前だけで価格帯が伝わる缶入りの定番を▼
ガトーフェスタ ハラダ グーテ・デ・ロワ:枚数で選べる守備範囲の広さ
人数が読めない訪問で頼りになるのが、グーテ・デ・ロワです。賞味期限は製造日より50日で、サイズ展開が細かいことが最大の強みになります。公式オンラインショップでは簡易小袋16枚が864円、簡易大袋26枚が1,296円、化粧箱小14枚が864円、化粧箱中26枚が1,512円、化粧缶小36枚が2,376円、化粧缶中52枚が3,024円、化粧缶大80枚が4,320円、割れお徳用140gが540円と案内されています。
同じ26枚でも、簡易大袋1,296円と化粧箱中1,512円で見栄えが変わる点が便利です。中身は同じでも、包装だけを訪問先の格に合わせて選べます。大人数の職場なら化粧缶中52枚、少人数なら化粧箱小14枚、というように人数で一直線に決められるのは他ブランドにない利点です。注意点は、ラスクという性質上、割れやすいこと。持ち歩き時間が長い訪問では、鞄の中で他の荷物に押されない置き方を意識してください。詳しいサイズ展開はガトーフェスタ ハラダ公式オンラインショップで確認できます。
銀座ウエスト リーフパイ 12枚入:静かな高級感で目上の方に
目上の方への訪問で選びやすいのが、銀座ウエストのリーフパイです。12枚入(個包装)が公式価格2,052円、箱サイズは23.0×17.6×5.7cm、重さは380g。フレッシュバターと小麦粉生地を256層に折りたたみ、さっくりと焼き上げたパイで、賞味期限は「ご到着より約一ヶ月」と案内されています。
この商品の性格は、主張しすぎないことです。缶ではなく箱、装飾ではなく形そのもので印象を作るため、相手を選びません。380gという重さは、片手で渡せて手渡しの所作が乱れない範囲に収まります。デメリットは、価格に対する枚数の少なさです。12枚で2,052円なので、大人数の職場に配る用途には向きません。少人数の家庭訪問や、個人宛の贈り物と割り切って使うほうが満足度は高くなります。サイズ展開は銀座ウエスト公式オンラインショップで確認してください。
配りやすさで選ぶなら、この3品が現実的
次は、個包装で人数に対応できる3品です。オフィスや親族の集まりのように、その場で分ける前提の訪問ではこちらが実用的になります。
アンリ・シャルパンティエ フィナンシェ・マドレーヌ詰合せ:個数の刻みが細かい
人数ぴったりに合わせたいとき、選択肢の細かさで頭ひとつ抜けるのがこの詰合せです。公式サイトでは8個入1,350円、12個入1,998円、16個入2,700円、19個入3,240円、26個入4,320円、33個入5,400円と、6つのサイズが用意されています。賞味期限は「発送日時点で賞味期限まで残り21日以上」です。
刻みが細かいと、余りも不足も出にくくなります。7人なら8個入、15人なら16個入というように、人数の少し上を選べばよいだけです。19個入の内訳はフィナンシェ10個・マドレーヌ9個で、2種類が入るため受け取る側に小さな選択の楽しみも生まれます。注意点は、種類が均等ではないこと。「好きなほうを取ってください」と伝えられる場面向きで、全員に同じものを配る必要がある場面では単一品目のほうが向きます。なおフィナンシェはリニューアル発売されており、ブランド全体のパッケージ・ショッパーも刷新されています。現行のラインナップはアンリ・シャルパンティエ公式ブランドサイトで確認できます。
ユーハイム ユーハイムバウム14:しっとり感を残したバウムクーヘン
「クッキーばかりで飽きた」という相手に効くのが、バウムクーヘンです。ユーハイムバウム14は公式価格1,512円で入数は5個。卵・小麦粉・砂糖・国産バターを主要原料とし、乳化剤・膨張剤を使わずに焼き上げ、厚さ15mmにカットした個包装タイプです。公式は「発送日より21日以上の商品をお届けいたします」としています。
焼き菓子の中では水分をやや多く残す部類なので、口当たりが軽すぎません。年配の方や、甘味に慣れた相手にも届きやすいタイプです。サイズはユーハイムバウム14が1,512円、ユーハイムバウム15(チョコレート)が1,620円、ユーハイムバウム22が2,376円、ユーハイムバウムセット(プレーン&チョコレート)29が3,132円、ユーハイムバウム33が3,564円、ユーハイムバウム55が5,940円と幅があります。注意点として、この商品は以前「リーベスバウム」という名称で、リニューアルに伴い現在の名前に変わっています。以前の名前で探すと見つからないことがあるため、ユーハイム公式オンラインショップで現行の商品名を確認してください。
モロゾフ ファヤージュ 12個入:日持ちと価格のバランスが取れた1品
予定が読めない相手に渡すなら、賞味期限315日のファヤージュが軸になります。12個入が公式価格1,080円、重さ250g、外装サイズ187mm×187mm×48mm。スライスナッツをしきつめて焼き上げたクッキーにチョコレートをサンドした商品で、1986年に誕生した定番です。
12個入の内訳は、アーモンド&ミルクチョコレート×3個、アーモンド&ホワイトチョコレート×3個、ヘーゼルナッツ&ミルクチョコレート×3個、ヘーゼルナッツ&スイートチョコレート×3個の4種類構成です。味の選択肢があるため、複数人に配る場面でも会話が生まれます。サイズは4個入360円、6個入648円、9個入864円、12個入1,080円、16個入1,620円、20個入2,160円、32個入3,240円と幅広く、人数に合わせやすい構成です。妥協点は、チョコレートを使うため夏場の持ち歩き時間に配慮が必要なこと。真夏の長時間移動を挟む訪問では、ラスクやクッキーなど油脂の少ないタイプのほうが安心です。詳細はモロゾフ公式オンラインショップで確認できます。
のし・渡し方・当日の段取りで、同じ品でも印象が変わる
品物が決まったら、残るのは渡し方です。ここを外すと、選んだ焼き菓子の価値が半分になります。マナーには地域や家庭による違いもあるため、断定できる部分とそうでない部分を分けて整理します。
のし紙は「訪問の目的があるかどうか」で決める
のし紙の要否は、訪問の性格で判断します。阪急百貨店の解説では、気軽な訪問の場合は手土産にのし紙をつけなくてもOKとされています。一方、明確な訪問目的がある場合は紅白蝶結びののし紙を選び、表書きは「御礼」「御祝」「御挨拶」と訪問の目的を書き、下には渡す側の名前や会社名を書く、と案内されています。
この基準で言えば、友人宅にお茶をしに行く訪問はのしなしで自然です。取引先への挨拶や、お世話になったお礼を伝える訪問ではのしをつけたほうが意図が明確になります。お詫びの場面では無地ののし紙をつけ、表書きは「お詫び」または「陳謝」とするのがマナーとされています。ただし、のしや水引の扱いは地域や宗派によって異なる場合があります。相手の慣習がわからないときは、購入店のギフトカウンターで訪問の目的を伝えて相談するのが確実です。
渡すタイミングは、場面ごとに正解が違う
渡す瞬間の判断も、場面で変わります。阪急百貨店の解説では、友人宅では部屋に通され、席に着く前に渡すのが目安とされています。ビジネスの場面では応接室や会議室に通され、挨拶や名刺交換が終わったあとに渡す、会食の場では食後の帰り際に渡す、と使い分けが示されています。
共通するのは、「相手が受け取る準備ができた状態で渡す」という考え方です。玄関先で渡すと相手は靴を履いたまま両手がふさがり、置き場所にも困ります。お詫びの訪問だけは順序が逆で、まず謝罪し、相手に受け入れてもらってから手土産を渡すとされています。品物を先に出すと、謝罪より品物で解決しようとしている印象を与えかねないためです。渡し方の所作については、こちらで詳しく解説しています。

失敗パターン②:紙袋のまま渡して、表書きが相手に読めなかった
もうひとつ多い失敗が、紙袋ごと差し出してしまうケースです。せっかくのし紙をつけても、袋に入ったままでは表書きが見えず、名前も伝わりません。相手は袋を受け取ってから中を確認することになり、その場で意図が届かなくなります。
原因は、袋を「包装の一部」と考えていることです。紙袋は持ち運びのためのもので、贈り物そのものではありません。対策として、渡す直前に品物を袋から出し、のしの表書きが相手から読める向きにして両手で差し出します。袋は畳んで自分で持ち帰るのが基本です。ただし、雨の日や屋外での受け渡し、荷物が多い相手の場合は袋ごと渡すほうが親切な場面もあります。その際は「袋のままで失礼します」と一言添えると、意図が伝わります。
持ち歩きの段取りは、購入から手渡しまでを逆算する
当日の動線も、事前に決めておくと慌てません。焼き菓子は常温で持ち歩けるとはいえ、真夏の車内に長時間置いたり、鞄の底で他の荷物に押されたりすれば形は崩れます。特にラスクやパイのように層で構成された商品は、圧力に弱いのが実情です。
逆算の手順はシンプルです。訪問時刻から、購入場所と移動経路を先に決める。缶入りを選ぶなら重量が加わるので、他の荷物と合わせて片手で持てるかを確認する。そして紙袋は購入店のものをそのまま使い、渡す直前に取り出す。この3点を押さえるだけで、当日の焦りはほぼ消えます。注意点として、購入店の紙袋を使うと価格帯が相手に伝わります。金額を意識させたくない相手には、無地の袋に入れ替えるという選択肢もあります。
まとめ:手土産の焼き菓子は、期限と個数で決めれば迷わない
最初の一歩として、訪問先の人数を数えるところから始めてください。人数が決まれば個数が決まり、個数が決まれば商品はほぼ自動的に絞られます。5人以下ならファヤージュ12個入(1,080円)や銀座ウエストのリーフパイ12枚入(2,052円)、10人を超えるならガトーフェスタ ハラダの化粧缶小36枚(2,376円)や化粧缶中52枚(3,024円)というように、数字が先に道筋を作ってくれます。味の好みで悩むのは、その後で十分です。
※価格・内容量・賞味期限は変更される場合があります。最新情報は各ブランドの公式サイトでご確認ください。

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